どんな人が幸せか「幸せのメカニズム」を読んで

幸せのメカニズム 幸福学読書メモ

慶応義塾大学の前野隆司教授が幸せについて本気出して考えてみてくれているのでご紹介。

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幸せには長続きする幸せとそうでない幸せがある

地位財と非地位財

経済学者のロバートフランクは、他人と比較できる財を地位財、比較できない財を非地位財と名付けた。

地位財には、金、モノ、地位などがある。

これらによる幸福感は長続きしない傾向がある。

これは、慣れの影響や、より上を目指す効果によると考えられる。

しかし、人は概してこの地位財を追い求めがちである。これは、「フォーカシング・イリュージョン」という、幻想を追い求めている状態であるとして注意を促している。

一方の非地位財は幸福感が長続きする傾向がある。

これは心理的、身体的、社会的に良好な状態が影響すると言われる。つまり「ウェルビーイング」である状態である。

心的幸福の4つの因子

幸せのメカニズム 幸福学

日本人1500人を対象としたアンケートの結果を、多変量解析を用いて解析した結果、主に以下の4つの因子が幸せに影響することが示唆された。

そして、これらの4つの因子をすべて満たしていると幸福度が高かった。

やってみよう因子

1つ目は、自己実現と成長の因子。

やりがい、強み、成長等に関係する。

やらされているという感覚が強かったり、やる気がないと言った人は幸福度が低い。

ありがとう因子

2つ目は、つながりと感謝の因子。

感謝する人は幸せ。

利他的で親切な人、多様な友人を持つ人は幸せ。

孤独は幸福度を下げる。

なんとかなる因子

3つ目は、何とかなると考える前向きと楽観の因子。

ポジティブで、楽観的で、細かいことを気にしすぎない人は幸せ。

リスクを取って不確実なことにチャレンジし、イノベーションを起こそうとするマインドもこの因子に関連する。

あなたらしく因子

4つ目は、独立と自分らしさの因子。

人と自分を比べすぎる人は幸福度が低い。

ありのままにと考え自分の価値観を持ってわが道を行く人は幸せ

まとめ

工学者である著者が、心理学・哲学的な分析が多かった幸福について、数学的手法などを用いた工学者的なアプローチで分析しているところが興味深かった。

アンケートの解析によって導き出された、現代日本人の幸せを支える因子は、いずれも納得がいく内容。

自分自身はもちろん、家族や知人や患者・家族のことを考える上でも参考になる内容で勉強になった。

読書メモ
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