emergency room とurgent care centerの違い

外科

論文などを読んでいると、「urgent」と「emergency」という、どちらも「緊急」と訳される英語が出てくる。
どちらも放置はできない状態なのは分かるが、英語に馴染みがないと、どちらの方がより致死的で重篤なのか分かりづらい。
今回はこの辺りの疑問を解消したい。

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結論:emergencyの方がurgentより致命的で重篤

結論から言うとemergencyの方がより致命的で重篤な状態を表す。

urgent careの定義

英英辞典によると、「urgent care」は、「medical care provided for illnesses or injuries which require prompt attention but are typically not of such seriousness as to require the services of an emergency room」となっている。
簡単に言うと、urgentは、早急な対応が必要な疾病や怪我だが、救急室で扱うほどの重篤さはないということである。

emergencyの定義

「emergency」は、「an unexpected and dangerous situation that must be dealt with immediately」とか、「a serious, unexpected, and often dangerous situation requiring immediate action.」

というような定義であり、即刻対応しなければならないような危険で深刻な状況を意味する。

emergency room とurgent care centerの違い

アメリカの論文は保険の種類も比較項目に挙げられていることが多く、文献の考察のためには重要な基礎知識となっている。

emergency room

  • 24時間休まず受付している
  • 受診拒否はできないため貧しい人でも受診できる
  • 医療費が高い(支払い能力がない人の治療も行わざるを得ず踏み倒しが多いため)
    1000ドル(10万円以上)かかることが多い
  • 緊急度が高い疾患にも対応可能
    (心臓発作、脳卒中、敗血症、アナフィラキシー、重症外傷など)

他にも、豆知識として
urgent care centerが併設されていて、トリアージナースにより受診先を調整してもらえる所もある
受診後に入院しなかった場合に、保険会社が保険金を出してくれないことがある。

urgent care center

  • 休診時間がある
  • 支払い能力がないと判断されると受診できない
  • 医療費が安い(支払い能力がない人の治療を行わないで済むため)
  • 緊急度が高い疾患は対応できない
    (対応困難な場合にはemergency roomへ搬送される)
  • 州の法律によっては、医師を配置する場合もあれば、看護師や医師の助手のみしかいない場合もある

上記の要点を知っておけば大体は問題ない。

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